天板の材料選定から加工 -洗面台をリフォーム-

天板が完成しました

天板の材料を検討

洗面ボウルや水栓が届いたので、天板をどうするか決めなくてはなりません。ここで前回も紹介した、今回の洗面台リフォームのデザインスケッチです。

新しい洗面台のイメージスケッチ

ご覧のとおり、天板の縁はなにやらくねっとしています。これは一枚板の木本来の 形を生かしたものです。ホームセンターで、8000円ぐらいで売っていました。一枚板っていうと高い思っていましたが、それほどでもないなという印象です。

ただ、一枚板には「反り」や「割れ」のデメリットがあるらしく、それを防ぐには、木が呼吸できないように全面塗装すればいいらしい。 うーん めんどくさい

じゃあ集成材にするかとも思ったのですが、イメージしている厚みに足りるものがありません。ということで結局得意の2×4材にすることにしました。安いしね。

天板の大きさを検討

届いた洗面ボウルのと混合水栓を設置した状態を想定して並べ、ちょうどいい天板の大きさを検討します。ところがここで問題発生。なんとなく大丈夫だろうと選んでいたSトラップでは、排水パイプをつなげられないのがわかったのです。

選んだSトラップの偏心は最大で180ミリぐらいなのですが、今想定した洗面ボウルの位置だと、排水口との偏心は210ミリほどあります。ネットで検索してみると、Sトラップの後半のパイプの曲がりが大きいものがあるのを発見。急いで注文しました。

よく調べなければダメだなぁ と反省しながら、ふと気になって壁内の間柱の位置を確認。すると左右の壁で違うことが判明。間柱に天板の受けを梁のように固定することにしているので、間柱の位置で考えると、天板の大きさは5センチぐらい大きくなります。 まあいっか 大きい方が物も載るし

天板の購入と加工

夜勤明けの帰宅途中にホームセンターによって天板の材料を買いに来ました。眠いので買うもの買って、さっさと帰りましょう。

しかーし

想定している大きさになる組み合わせと、木目や反りなどの材料の状態に、これだと決められるものがなく決められません。あっち行きこっち行き、気づくと1時間半は木材売り場でウロウロしています。すでに意識はモーロー 最後は、えいやっ と買ったのでした。

家に帰ってから買ってきたものを再度チェックしてみると、1本思いっきりねじれていました(´・ω・`) この厚みとこの長さ(38ミリの910ミリ)でここまで捻れるもんだろうかってほど捻れてる。

買い直すのもしゃくなんでカンナをかけて平らにすることにしました。うまくいくか自信がなかったのですが、やってみるとカンナがけって面白い! 端のアールも突き合わせた時に溝になってほこりとか溜まってしまうんで、カンナをかけて直角にしました。

カンナがけが終わったら、洗面ボウルと混合水栓の取付穴をあけます。混合水栓は取付可能最大板厚が天板より薄かったためにそのままでは取りつけることができなかったので、トリマーで取付穴の板厚を薄くしました。

切削加工はすべて終了したので、ニスを塗ります。ニスは水性のウレタンニスです。これを4回塗りです。最後の1回の前に400番の紙やすりをかけて面を整えました。とても300円ぐらいの木とは思えない仕上がりです。

天板の設置

ニスが乾いたら天板を設置します。まずは受けを壁に取りつけ。受けは2×4にしました。これを壁内の間柱3本に1箇所につき2本、コーススレッドで固定しています。天板も厚いものなので、たぶん人が乗ってもびくともしないでしょう。

受けができたらその上に天板を乗せて、受けの下部から天板に向けてビスを打っています。受けの高さは89ミリあるので、ビスが届くように深さ50ミリの座ぐり穴をあけています。

この一連の作業で、複数の長さのコーススレッドを使ったのですが、間違わないように気をつけなきゃって思っていたのに、あっさり間違えて、あやうく天板の上までコーススレッドを突き抜かすところでした。その都度用意するなど注意した方がよいです。

天板の完成です。次回はこれに洗面ボウルや混合水栓をつけていきます。

46サーフ ___神奈川県藤沢市に在住の電気工事会社勤務。  子供のころから、身の回りの物を分解して掃除するのを好む。 「人が組み立てたものは必ずばらせる」が信条だが、接着剤を使われていたらお手上げだと言う。 ご連絡はお問い合わせのページから

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