引き出しの製作です。引き出しは底板のつける方法が何通りかありますが、今回は、トリマーを使って溝を掘り、そこに底板をはめる方法を選択しました。トリマーなんて持っていなかったので購入です。買ったのはボッシュのトリマーです。
底板は5.5ミリのシナベニヤにしました。これは引き出しに入れる物がそこそこの重さになりそうだったからです。トリマーには6ミリのビットが付属していたので、それを使えば良さそうです。
初めてのトリマー作業です。切りくずがかなりすごそうなので、部屋にブルーシートを敷きました。作業台はコンパネで組んだ内装屋の定番のものです。こいつに引き出しパーツが動かないように前方と右方に押さえを直角にビス止めします。
トリマーはその回転方向から、左から右へ動かします。なので押さえは前方と右方になります。 なりますって言っても、やったことないんですけどね
緊張する第一投。 キーーーーーン かなりな音を立て、木くずを吐き散らしながらトリマーが進んでいきます。押さえに向けて、ぐっと押し込んでおかないと、反動でラインが乱れます。
いやぁ これは現場だな
溝を掘る位置は、明確に参考になるものがなかったので、なんとなく6ミリ残しにしました。掘った深さは5ミリです。注意したのは木目です。表裏2択ですが、荷をかけたイメージをすれば、おのずとどちらかわかるはずです。まあ、これも自分の思い込みですが。
トリマーによる溝掘り作業が終了したので、底板となるシナベニヤの切断です。これはベーシックなルールでは、木目が引き出しの移動方向に合わせるのだそうです。材料の切り出しの合理性からは外れるのですが、今回はそのいにしえのルールに則って切断しました。
組み立ては、いつもの造作ビスです。この細長さが頼りになりますね。直角とかは、あまり気にせず、見た目で押し進めます。
できたらウォールナットカラーで塗装します。
屋上でひなたぼっこも兼ねての作業です。
持ち手はセリアで買ったものです。この持ち手はとても気に入っているのですが、2個足らずに、かなり長い間、入荷を待ちました。アンティーク感がお気に入りです。
どうでしょう。完成です。引き出しの抜け止めは、まだできていません。これは引き出しを抜いて使うこともあるかなと思ったからです。これから使ってみて、どうするか考えたいと思います。
今後はこのチェストの左右に棚を展開する予定です。棚はチェストに接続するので、左右方向の剛性は既に確保されています。工作はそれほど難しいものではないでしょう。
今回購入したトリマーはこれ
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