庭をコンクリート化する話の5回目です。きっとこれで終わりです。
ワイヤーメッシュを買いに行って、コンクリートを打つ部分に敷きつめました。さあ、コンクリートを練りましょう。昔は仕事でよくコンクリートを練ったものですが、最近はまったく触れることもありません。果たして0.8m3を無傷で練り終えることができるのか不安でなりません。
コンクリートを手で練る時の手順は以下のようになります。
砂とセメントを水を入れずによく混ぜる(セメント:砂:砂利は1:2:4ぐらい)
それを平にして、上に砂利をおく
水をまんべんなくかける(水の量はセメントの重さの3分の1ぐらい はじめは少なめに)
端からザクザク混ぜていく
混ぜる時のコツは、ビシャビシャな部分をつくって、そこでコネコネすることです。スコップで混ぜるのは、めっちゃ体力を消耗するので、ねりんことか練りクワという、小さいクワを使うと楽です。しかし今回練りクワを買う予算が無かったのでスコップで練っています。漢です!
コンクリートを練るのは、舟と呼ばれる四角いタライのようなもので行います。大きければいっぺんに大量のコンクリートを練ることができます。今回は会社にあった中ぐらいのものを使っているので、1回でできあがるコンクリートの量は大したものではありません。
枕木で分割された1区画を埋めるのに、3回練る必要があることがわかりました。5分割されているので単純に15回。大きなエリアは4回分ぐらいありそうです。
2日がかりでコンクリートの打設を完了しましたが、かなり反省すべき点がありました。今回コンクリートの材料重量比を、セメント:砂:砂利=1:2:4としたのですが、砂利の量が多すぎたために仕上げがきれいにいきませんでした。
コンクリートは打設時に振動させて中の空気を抜き、砂利を表面から少し沈めるようにします。液状化現象みたいの原理だと思ってください。ただしやりすぎは禁物です。今回はまったく砂利が下がる(=砂セメントが上がる)様子が見られず、表面が平滑に仕上げられなかったのでした。
材料重量比は、セメント:砂:砂利=1:3:3とすべきだったようですが、この先、これだけの量のコンクリートを、自分で練ることはないだろうなぁ というのが実際のところです。
コンクリートを打設後数日たってから、残された芝生が崩れないように、レンガの土留めと、壊したブロックの化粧をレンガでして、庭の芝生をコンクリート化する作業は完了したのでした。