この間親戚の家に行った時のことです。義弟が「横殴りの雨なんかが降るとここ雨漏りするんだよね」と言ってリビングの天井を指差しました。確かに窓際のそこにはうっすらシミが残っています。
「何だろうねぇ」そう言いながら窓を開けると、上には二階のベランダがありました。「ここも雨漏りで崩れたのを俺が直したんだ」ベランダ下の軒天のボードが確かに一枚新しくなっています。二階に上がります。
ベランダの床が怪しいと思ったのですが、床はFRP防水で、雨漏りの原因になるような損傷や劣化は見当たりません。
ふと見上げて発見しました、サイディングの目地のコーキングがボロボロに崩れ落ちています。これでは雨漏りもするでしょう。
そんなことがあった数日後のことです。その日は朝から横殴りの雨が降っていました。
「いやー、こんな日は、〇〇ちゃん家雨漏りしてるんだろうね」
と言いながら窓辺に立って外を眺めていると、目の前を水滴がぽつり
へ?
見上げるとサッシを止めているビスに水滴がついていました。水滴はゆっくりゆっくり大きくなっていきやがて落下していきます。
人の家のことを心配していたら、自分の家が雨漏りです。ただこれは心当たりがあります。
この雨漏りしている窓の外壁とサッシの境目に、汚ったないコーキングがしてあるのです。おそらく前の住人がやったものでしょう。晴れた日を待って、コーキングをやり直すことにしました。
コーキングのやり直し
まずはこのシリコンクリアをマスキングもせず、ビト~となびっただけの汚いコーキングをはがす作業から始めます。
今回コーキングをはがすために用意した工具が二つあります。一つ目は充電ドリルなどにつけて使うものです。カーボン製で壁などに与える影響を最小限にした上で、楽にコーキングを除去しようというもの。早速使ってみましょう。
ギュイーン
コーキングがちぎれ飛んでいきます。当て方を試行錯誤して、効率的にはがしていきましょう。
ああ こりゃ楽かも
しかし強く押さえすぎたのか、作業未完でポキッと折れてしまいました。軸は金属にして、先端部だけカーボンにしてもらいたかったです。
仕方ないので、もう一つの道具、コーキングはがし用ステンレスベラで作業を続けましょう。
このヘラは言ってみれば鉄の爪って感じの形状をしていて、その爪でコーキングをこそぎ落とすように使います。
あっ 結構いいかも
とはいえ、コーキングをはがすという作業はかなり大変です。その作業をDIYでやるには、作業はひと窓ずつ、はがしからコーキングをうつまでを完成させる方がいいかもしれません。
はがし終えたら、屋上のドアの時と同様にコーキングして、作業完了です。