このとんでもない土量 -庭をコンクリート化-

ほぼ、土が掘り出された庭と積まれた土のう袋

庭の芝生をコンクリート化する話の3回目です。

芝生はがしが終わり、コンクリートの仕上がりから10センチ下がりの深さまで、土を掘り出す作業が続いています。もうすでに通りに面した植え込みは、限界まで土を受け入れていました。ここからどうするか? とりあえず土のう袋に入れて、家の裏に置いておこう。洪水の時に水止めに使える。わが家は川のすぐ近くです。

30袋ほど家の裏に積みました。これ以上置くと工事現場みたいになってしまうのでここももう限界です。土はまだ出しきれていません。プランターを6個買ってきて土を入れたのですが、プランターって思ったより土が入らないということがわかっただけでした。この先は場外に搬出するしかありません。どこで処分するかはあとで考えましょう。ひたすら土のう袋を積み上げていきます。

ほぼ、土が掘り出された庭と積まれた土のう袋

ここで庭の入口に立っているブロックを、1列壊すことにしました。今のままだと間口が狭く、車をもう1台入れる際にかなり気を使いそうです。しかしこのブロック解体は音が出そうだなぁ できたら人力で壊したいけど壊れるのか?

ホームセンターでたがねを買ってきました。音が少しでも大きくならないようにと、先端がピンポイントのものです。そのたがねをブロックの1段目と2段目の継ぎ目に当ててハンマーで叩きます。1段目は飾りなのでモルタルの接着力だけです。あっさり外れました。

2段目以降は鉄筋が入っていたので同じように外すことはできません。たがねを垂直に当てて、少しづつ壊していくことにしました。思っていたより簡単、かつ音もそれほど大きなものではありませんでした。

間口を広げたことによってコンクリート化する面積も拡大し、掘り出さなければならない土も増え、全ての土を掘り出し終えた時には、使った土のう袋は130枚となりました。そのうち30は家の裏に保存なので、100袋は処分しなければなりません。家の近くで家庭向けの残土を受け入れてくれるところは、1袋300円で引き取ってくれるので、全部で3万円です。これは完全に想定外( ̄▽ ̄;)

さらに間口を広げたことでコンクリートの面積、ひいてはそのボリュームが増加しました。予算的な問題もさることながら、コンクリートを練る作業も考えると、ボリュームはできる限り小さくしたいところです。

ブロックを1列破壊して、間口を広げました

そこでいい案を思いつきました。モニュメント的に立っていた枕木を、コンクリートに埋め込んでしまうのです。そうするだけで0.1㎥ほどの削減になります。これにはボリュームを下げる他にメリットがあります。

1 コンクリートの打設面積を小さく区分することによって、作業の区切りをつけられる

コンクリートはぼく自身が練ります。これだけの量は相当な重労働なので一気に練ることはできません。小さく区分することによって、不自然な継ぎ目をなくすことができます。

2 コンクリートの割れを防げる

大きな1枚のコンクリートになると、地盤のやわらかさの違いによる不等沈下で、コンクリートにヒビが入ってしまうのですが、小さく区分することによってそれが防げます。

3 枕木を立てる作業もしくは処分する作業がなくなる

4 なんとなくしゃれたデザインになる

いいことづくめです。

つづく

46サーフ ___神奈川県藤沢市に在住の電気工事会社勤務。  子供のころから、身の回りの物を分解して掃除するのを好む。 「人が組み立てたものは必ずばらせる」が信条だが、接着剤を使われていたらお手上げだと言う。 ご連絡はお問い合わせのページから

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