ルーフバルコニー防水の再塗装 -下地処理ー

ローラーと延長ロッドでらくらく塗布作業

ルーフバルコニーにウッドデッキタイルを敷こうと思っていました。 そこで、今まで敷いてあった昔ながらの硬いプラスチックの人工芝風タイルをはがしたのですが、その下からあらわれたのは細いヒビのはいったモルタル面でした。

これはこのままでいいのか?

このままウッドタイルを敷いたら、きっと何年もそのままでしょう。 手を入れておくなら今がチャンスではないでしょうか? チャンスでしょう。

ということで塗装をすることにしました。 問題はなにで塗装するのかということです。

塗料の種類は大きく分けてふたつ。 油性か水性です。 感覚的には油性の方が耐久性にすぐれている気がしますが、施工時の臭いが近所迷惑になるかもしれないとのこと。 ここは水性を選択です。

ただし水性は、乾燥前に雨に降られるとだめになってしまうそうなので、天気のいい日を狙って作業するしかありません。 しかも下地が乾燥していなければいけないそうで、その乾燥期間は夏で3日、冬で一週間だそうです。 

選んだ塗料は竹林化学工業株式会社製のタケトップです。 これは、骨材を調合された製品なので、そのまま縫っても濡れて滑るというようなことがありません。 また、1液性なので作業が簡単です。 色は標準でグレーとグリーン。 調色してもらうこともできるようです。 ぼくが選んだのはグレーです。

天気がしばらく続く休日の朝です。

施工前の洗いです。 モルタルの表面は黒いほこりだかコケだかがこびりついています。 これをデッキブラシでゴシゴシして、水で洗い流します。 さいわい我が家のルーフバルコニーには水道の蛇口があります。

ゴシゴシ

ゴシゴシ

冬のやわらかな朝日がぼくをつつみます。

暑い・・・ ほんのり汗が出てきます。

デッキブラシ工という職業があったら、ぼくはきっと務まらないことでしょう。 想像以上の重労働です。

デッキブラシでは届かない排水口や角の部分は歯ブラシを使ってゴシゴシします。 歯ブラシを使うとデッキブラシでは落ちなかった汚れが簡単に落ちます。 

しかしこうして家をきれいにしていったとしたら、今後の人生の休日のすべてを掃除にささげるに違いないという確信が胸に浮かんできます。

自分が死んだら、この労働は無になるのだろうか? 子供たちがこの家を使ってくれるのだろうか? なんだかいろいろな想いが去来するルーフバルコニー洗いなのでした。

一週間後

塗装作業の開始です。 まずはマスキングです。 排水口の金具や、壁の立ち上がり部分の際をマスキングテープでマスキングしました。 壁の仕上げはジョリパットなのですが、マスキングテープのつきがよくありませんが、気にせずいきましょう!

排水口をマスキング

ジョリパットにはマスキングテープがつかない

続いてプライマーを塗布します。 ローラーにロッドをつけて行えば、腰が痛くなることもありません。 プライマーはチャラチャラなので、塗るのは簡単です。

プライマーを塗布

プライマーの塗布が終わったら、ひびが大きかった部分をコーキングします。 使ったのは変成シリコンコークです。 これから塗る防水塗料専用のコーキング剤も存在したのですが、ちょっとけちって汎用のものを使いました。

変成シリコンコーク

保護モルタルのヒビ

ヒビにコーキング

本日の作業はここまで。 防水塗料の塗布は明日の朝から行います。 夜は、夜露がおりるとやっかいなので、扇風機をまわしっぱなしにしておきました。

扇風機で夜露を防止

今日使ったプライマーはこれ

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46サーフ ___神奈川県藤沢市に在住の電気工事会社勤務。  子供のころから、身の回りの物を分解して掃除するのを好む。 「人が組み立てたものは必ずばらせる」が信条だが、接着剤を使われていたらお手上げだと言う。 ご連絡はお問い合わせのページから

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