引き出しが欲しい
この家に引っ越してくるにあたって、小学生から使っていた引き出しを処分しました。 A4がちょうど入るような大きさで、腰ぐらいの高さのいわゆるチェストです。 母の知り合いが作ってくれたそうです。 引き出しが5段あって、いろんなものをガサガサ入れて重宝していたのですが、表面がバリバリ剥がれてきていたのもあって、お役御免となったわけです。
代わりの引き出しが欲しいと、引っ越してからここまでずっと思っていました。 現場事務所のようだったぼくの部屋も、リフォームの道具や材料がようやく片づいたので、そろそろ居心地よくしていきたい。 その手始めが引き出しです。
自分の部屋に新しく入れた家具として二つの棚があります。 黒い四角いパイプで組まれ、棚板はパイン材のウォールナット色です。 そこそこ値段が高いので自分で作ってやろうと思っていたのですが、いざホームセンターで材料の値段を調べてみると、大して変わらない金額でした。 だったらできてるものを買った方がいいです。
この棚と同じようなつくりの引き出し、チェストが欲しいのですが、まだ見つけられていません。 そうとなったら作ろうか となるわけですが、うまく作れるのかじゃっかん不安でもあります。 ということで棚の横からぽこっと一つだけ飛び出している引き出しを作ってみることにしました。 引き出しの上は天板になっていて、日常的に使用頻度の高い小物を置くスペースにするつもりです。
材料は鉄の角パイプ、19×19ミリで厚さは1.2ミリです。 厚さはわかりませんが、太さは棚の角パイプと同じぐらいです。 引き出しと天板は手持ちのホワイトウッドでいいでしょう。 骨組みの工作は溶接がメインなので会社で作業します。
構造はいたって簡単。 コの字に角パイプを組んだものを二つ作ります。 これが引き出しの前面と背面の部品です。 その4隅をLアングルで結び直方体とします。 このLアングルの上を引き出しがスライドする手筈です。 あとは棚と結びつけるための耳を四つつければ完成です。
さあ作ろう!
まずは角パイプの切断です。 いつものようにバンドソーで切るのですが、まあ驚くほどに垂直に切れません。 たった19ミリなのに、しっかり斜めに切れます。 噛ましものを入れて垂直に切れるように調整して切りますが、ヤスリで微調整も必要でした。
材料の切断が終わったので、溶接作業です。 点付けしてスコヤで確認ひっくり返して点付けしてスコヤで確認、きっちりと直角が出たところで本付けです。
ジジジジジ ジュボボボボボ
しまった! 穴あいた!
1.2ミリの突き合わせです。油断しすぎました( ̄▽ ̄;)
その後もひどいザマで穴だらけです。 いやー、難しい モチベーションが下がりながらも、なんとかコの字が二つ完成しました。 重ねて確認してみてビックリ なんとコの高さが違うじゃありませんか。 材料の切り出しの段階で間違えたようです。
あああ 今日はもう終わり
薄物対応の溶接機もあるらしい 引き出しの前にこれが欲しい
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