初めての壁紙張りです。 作業の進め方はネットで何度も何度も確認しました。 頭の中では張れるようになってはいますが、なんだかはっきりしない感じがします。 そしてそれがなんなのかもわかりません。 それでも張ってみるしかないのでやってみましょう。
壁紙張りの手順
1. のり場
壁紙にのりを塗るための場所を確保します。 うちではのり場と呼んでいます。 当初はコンパネの作業台で塗ろうと思っていたのですが、壁紙の長さはコンパネの長さよりも長いので、ずらさないと塗りきれません。 これは非常にめんどうなので、床にブルーシートを敷いてその上で塗ることにしました。
ブルーシートの大きさは1.8m×3.6mぐらいが、余裕があっていいと思います。
2. のりづくり
壁紙用ののりは、そのまま使えるものと水で薄めるものとがあります。 そのまま使えるものは薄める手間がなく便利ですが、大量に使う時は経済的ではありません。 わが家では大量に使うので、薄めるタイプを購入しました。
壁紙施工用でん粉系接着剤 アミノールUP 18kg__fk212-001
|
ただしこの水で薄める作業は、専用の工具がないとほぼ不可能です。 電気ドリルと攪拌用のプロペラです。 電気ドリルは会社から持ってきました。 電子式でスピードコントロールができて、しかも低速タイプです。 プロペラはコーナンで買ってきました。
【送料無料!TRUSCO工具 激安特価(トラスコ中山)】TRUSCO パワーミキサー高粘度用 TM60 [391-0067] 【かくはん機】[TM-60]
|
のりは水と混ぜたら長期間保存できないらしいので、1日で使う必要量だけつくります。 それでも余ったら明日にとっておきたい。 そんな短期保存に適したものをと考え、水と混ぜるのはバケツではなく、蓋付きの箱にしました。
のりに対して水の割合が決まっています。 のりを必要量箱にとり、水で薄めていくのですが、その時いっぺんに水を加えず、少しずつ混ぜていきます。 のりと水は混ざりづらく、ダマが残りやすいので、第一段階で入念にダマを潰した方があとで楽です。
のりに対して水の割合が決まっていると言いましたが、いちいち測るのはめんどうなので目見です。 仕上がりが濃いめのコーンポタージュスープぐらいでいいのではないでしょうか(主観)
3. 壁紙の切り出し
壁紙をロールから出して必要量を切り出します。 切り出すにも大事な点がひとつあります。 壁紙の柄の縦リピートです。 縦リピートとは、縦に同じ柄が出るまでの長さのことです。
そのリピートの基準になるのが、壁紙の両端に書かれている矢印です。 そしてもうひとつ大切なことが、壁紙には天地があるということです。 これを間違えて切り出すと、となりの壁紙と柄が合わなくなってしまいます。
壁の高さ(長さ)を測りましょう。 壁の上の方には周り縁があったり、下の方にはたいてい巾木があります。 これらをのぞいた実際の壁の高さが2m38cmだとしたら、壁紙は上下に5cmずつ余分をみて2m48cmで切り出します。 2m48cmを切り出す手順ですが、まずはじめに壁紙のはじに書かれた天地のしるしをさがして、天地を確認します。
切りはじ方が天の場合と巻き始めが天の場合によって、切り出し方が変わりますのでそれぞれ説明します。
a. 切りはじが天の場合
壁紙の切りはじから4cm以上離れた、いちばん始めの矢印をさがして、そこから4cm切りはじ側を切ります。 切ったところから2m48cmで切れば完了です。
b. 巻き始めが天の場合
切りはじから2m44cmより遠い矢印をさがし、そこから4cm巻き始め方向で切ります。 そこから切りはじ方向に2m48cm戻ったところで切れば完了です。
天側のはじを矢印から4cmにする理由は、壁紙を張る時に壁の1番上から矢印を1cm出して張り始めるからです。 なぜ矢印を1cm出すかは知りません。 ぼくが参考にしたサイトにそう書いてありました。
4. のり付け
壁紙にのりをつけます。 のりをつける方法は大きくわけて2通りの方法があります。 機械でやるか人間がやるかです。 プロは機械でやりますが、素人はそんなもの持っているわけもなく、自分の手でやるしかありません。
ではなにでのりをつけるか。 ぼくはローラーでやっています。 ローラーでなければハケでやるのですが、ローラーの作業スピードは魅力的です。 さらにローラーに延長ロッドをつけることによって、飛躍的に腰痛から解放されます。
のりをつけ終わったら終わりではありません。 壁紙と壁紙は重ねて張って、真ん中をカッターで切り、余分を取り去ります。 この時にカッターの刃が下地のボードを傷つけると、後々にめくれてくるそうです。 そのために下敷きテープというものを重なり合う部分に貼っておき、ボードまで刃が届かないようにしておくそうです。
ただこの下敷きテープ、普通のホームセンターには売っていません。 プロ向けのところにあるだろうと行ってみるも、まったくそれらしいものがありません。 今回は養生テープで代用です。
下敷きテープは重なる部分の下の壁紙に貼ります。 では上の壁紙はどうするかというと、絶対に切断する幅のテープを貼って、余計なのりが壁紙につくのを防ぐそうです。 このテープの情報は下敷きテープ以上に情報がなく、10mm幅の紙テープのようなものなのでしょうが、どこにも売っていません。 今回はマスキングテープで代用です。
これで準備は完了です。 あとはこの壁紙をジャバラに折りたたんで、大きなビニール袋に入れて10分待ってから壁に張ります。 この10分をオープンタイムというもので、壁紙にのりがなじむための時間です。
次は実際に張っていきます。