サーフボードラックを自作

自作サーフボードラック

サーフボードがじゃまです。

ぼくの趣味であり、生活にも大きな影響を与えているサーフィン。 サーフボードは現在5枚持っているのですが、それほど大きくはない自分の部屋に、この5枚のサーフボードは非常にじゃまなのです。 せっかく持ち家になったのですから、壁に直接取りつけるボードラックを作ってみようと思います。

ボードラックの形状ですが大きく2通りあって、ボードを立ててしまうか寝かせてしまうかです。 立ててしまうタイプを以前住んでいた家の時に作って、玄関に置き使っていました。 その家の玄関が、それはそれは大きかったからです。

今の家の玄関も小さくはありませんが、そのボードラックを置けるほど大きくもありません。 いや置けなくはないけど、置いたら絶対じゃま! 今は庭の軒下に置かれて、乾燥までの一時置き場として使われています。

今回は部屋の有効スペースを稼ぎ出すのが大きな目的なので、寝かせてしまうタイプを作りましょう。

寝かせてしまうタイプのボードラックにも、ボードを水平にするか斜めにするかで違いがあります。 斜めにすると、壁からの出幅が小さくなるというメリットと、サーフボードがよく見えるというメリットがあります。 おしゃれなお店のディスプレイ的なあれです。

部屋に入ってきた時に正面に見える壁のボードラックは、見せるボードラックにしたいと思います。 ただ、それを作るには、まだぼくの部屋の他の家具が暫定的過ぎるのです。 ボードラックを取りつける位置を、はっきり決められません。 今回は、とりあえず完成していると言える、棚が置かれた面の壁、その1番上に取りつけるボードラックを作ることにします。

見せるボードラックに対して、見せないボードラックとはシンプルな構造です。 ざっくり言えば二つのブラケットの上に木の角材を取りつけて、1mほど離して壁につけるだけです。

テイストとしては、鉄と木でつくられたインダストリアルデザインをめざしています。 「アイアン ブラケット」で検索すれば、なかなかいい感じのブラケットが出てきますが、サーフボードを置ける大きさになると、かなり高額になります。 ここは自作で出費を抑えましょう。

まずは材料の選定です。 構造はフラットバーをL字型に溶接し、丸棒を補強のステーとして溶接します。 フラットバーは幅3センチ、厚み3ミリのものとし、丸棒は直径10ミリです。 ブラケットの上面につける木は、手持ちの2×2でいけます。

材料のフラットバーと丸棒

フラットバーをさくさく切断

出幅はボードの幅と同じぐらいの50センチとするので、上面のフラットバーは45センチ、壁側のフラットバーは20センチとしました。 

溶接作業は会社で放課後に行いました。 自分用の溶接機を家に欲しいと思っているのですが、なかなかふんぎりがつきません。 
まずはフラットバーの切断です。 使ったのは、充電バンドソーです。 この充電バンドソー、初めて見たときには「なんじゃこのおもちゃ こんなの使えねえだろ」と思ったのですが、いやいや予想外の切断能力。 現場で大活躍しています。 

充電バンドソー これ 案外使えます

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L字の直角はスコヤで確認して冶具を作成。 ステーとなる丸棒は鉄筋ベンダーでゆるやかなアールに曲げます。 フラットバーに溶接する部分は、フラットバーに密着するように曲げて溶接します。 なんかあわてて作ったせいか、ちょっとひねれてしまいました。

鉄筋ベンダーの先端

丸棒はアールをつけました

溶接したところのスラグを落とし、ワイヤーブラシでゴシゴシしたら、つや消し黒をスプレーして、アイアン部分は完成です。

スプレーで塗装

ブラケット上面につける木は、ウォールナット色で塗装しました。 これはぼくの部屋の唯一まともな家具である棚と合わせたものです。 

ブラケットの上につける木を切りました

ウッディガードで塗装

壁の中の下地を下地アッターで探してブラケットを50ミリのコーススレッドで固定しました。 ボードラックの完成です。 

サーフボードを乗っけるとこんな感じ

見た目はいい感じです。 2つのブラケットの直角度が、ピッタリあってないのがちょっと失敗しました。 これは溶接作業をじっくりやらなかったせいです。 

サイズ感もちょうどいい

やはり自家用溶接機が欲しい!

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46サーフ ___神奈川県藤沢市に在住の電気工事会社勤務。  子供のころから、身の回りの物を分解して掃除するのを好む。 「人が組み立てたものは必ずばらせる」が信条だが、接着剤を使われていたらお手上げだと言う。 ご連絡はお問い合わせのページから

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