築13年ほどのわが家の見た目を、その築年数以上に下げているのが、庭に面した窓についている錆びたシャッターボックスです。
海に近いから錆びるのはわからなくもないのですが、ほかの部屋の窓についているシャッターボックスは錆びていないのです。 なぜなのでしょう? 海側の面だからでしょうか?
その疑問がある日、意外なところで判明したのです。 それは某エンジニアリング会社の品質管理の講習会でした。 塩害の影響は、軒の下にあるものが受けやすいそうなのです。 そう言われるとわが家の錆びたシャッターボックスは2階のベランダの下についています。
海からの塩分を含んだ風が家にぶつかり、壁やシャッターボックスなどに塩分が付着します。 その塩分は雨が降ると洗い流されるのですが、雨が当たらない軒下にあるものは塩分がついたままになり腐食が進むのだそうです。 なるほどー
ベランダの下は、たまに洗ってあげることにしましょう。 そしてこの錆びたシャッターボックスは塗装してあげることにしましょう。 ホームセンターへ材料と工具の買い出しに行きます。
ホームセンターで屋外用のペンキと錆を落とすためのワイヤーブラシを購入して帰宅すると、玄関で嫁が見知らぬ男性と話していました。
きくと男性は建築工事業者の方でした。 厚木基地の防音工事の対象に、このエリアが入ったので営業に廻っているそうです。
「防音サッシを入れる工事です お庭のシャッターボックス錆びているじゃないですか」
「ええ 今塗ろうとペンキを買ってきたところです(苦笑)」
その防音工事は国から補助金が一定額ながら全額出るとのことです。 話しを聴くだけでもいいかと、家に上がってもらいました。
話によるとその防音工事の概略はこのようになっていました。
- 厚木基地の飛行経路にある住宅の防音工事に国から補助金が出る。
- 対象は場所と築年数によって決まっている。
- 住民からの希望申し込みを受けて防衛省が調査を行い補助金交付を決める。
- 補助金交付決定までは2年ほどかかる。
なるほどなるほど
防音サッシにしたいとは思っていませんが、エアコンをつけてもらえるのはありがたい話です。 防音サッシにしてもらったついでに、外壁塗装をしてもらえば、単に外壁塗装するより安くあがりそうな気もします。
今はそんな貯えはありませんが、2年後には外壁塗装代ぐらい貯められるかもしれない。
「わかりました お願いいたします」
防音工事の補助金希望を防衛省に出してもらうことにしました。
建築工事業者さんが帰っていきました。 2年はこのままなので、シャッターボックスを塗りましょう。
まずは錆をワイヤーブラシで落とします。 削り粉が目に入るとやっかいなので、防護メガネ着用です。
ここで錆止めを塗るのがよしなのでしょうが、今回は手抜き工事でこのまま仕上げのペンキを塗っていきます。
2回塗って完了。 ヤラレ感がなくなって、すっかりよくなりました。
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