ガーデンテーブルの構造が決まったところで材料の調達です。 購入先は近くのロイヤルホームセンターです。
パインのサーモウッドで、総額25000円ほどになりました。 この金額を出すと、ちょっとしたガーデンテーブルが買えます。 実際、市販のテーブルというのも考えましたが、自分好みのものがなかったので今回は自作となったわけです。
制作は、穴に脚を差し込む構造上、脚から作り始めます。 脚は左右で2本ずつであり、その2本は中間でつながります。 縦に長い「H」みたいな形です。 さらに左右の脚のHの横棒同士をつなげ、テーブルの長手方向の剛性を高めます。
我が家のニトリのダイニングテーブルも、この構造です。 そのダイニングテーブルはHの横棒同士をつなぐパーツが高い位置にあり、足元を広くしています。 しかし今回作るガーデンテーブルでは、低い位置にして足を乗せられるようにします。
左右の脚ができたら、天板を支える梁に、脚を差し込む穴をあけます。 脚をあてて穴位置をけがきます。 そのけがいた四角の四隅にドリルで穴をあけ、その穴をジグソーでつなぎ大きな穴とします。 この段階では、ざっくりです。
穴の整形はノミで慎重に行います。 H形につながれた2本の脚が同時に差し込まれてくるので、精度が求められます。 この穴は、梁の材料に8個、脚の下につく土台に8個の、計16個開けなければいけません。 結構たいへんです。
しかもゆるいと、テーブル自体がグラグラするので、ちょいとキツめの方がよいでしょう。 少し削っては差し込み、当たるところを見定めてはそこを削り。
ああ ちょっときついかもしれないけど入らないかなぁ
と、プラスチックハンマーでこんこん叩いていた時です。 入りきったと思ったら、パキッと真っ二つに割れてしまいました。 まじか・・・
ここまでやるのに、かなりの労力を費やしています。 材料もきっちり買っているので余分はありません。 どうするよ?
まあいい ビスでつなげちゃえ
この、1度割れたパーツはコーススレッドを何本も打ってつなげました。 よし こいつはフランケンと呼ぶことにしよう!
なんとか、穴あけ加工を終わりました。 脚と土台は分解する必要がないので、ここで完全に固定してしまってよいのですが、少々気になるところがあります。 それは脚の1本が、床に接地していない点です。 2本の脚をH形につなげる時に、段差ができてしまったからでしょう。
このままだと脚にかかる荷重は、脚と土台をつなぐビスにかかってしまいます。 それは非常に気持ち悪い。 段差をなくすべく、薄っぺらいスペーサーを接着剤ではりつけて平らにしました。
これで梁と脚と土台が完成しました。 続いて梁に天板を取りつけます。