構造を考える ーガーデンテーブルー

ニトリのダイニングテーブルです

屋上ルーフバルコニーのウッドデッキが完成したので、そこで食事を楽しむためのガーデンテーブルを作ることにしました。 大きさは4人がくつろげるもの。 それほど難しくなく分解できて、お客さんが増えた時にダイニングに持って行けること。 そしてなるべく材料費を抑えること、などが条件です。

材料はウッドデッキ同様、パインのサーモウッドにします。 構造をどうするかでまず悩みます。 天板の厚みは材料費に大きく影響してくるのですが、薄い材料を使う場合、例えばウッドデッキで使った厚さ19ミリの材料だと、固定するビスが表面に見えてしまいます。

できる限り天板にはビスを出したくありません。 天板を支える部材、ウッドデッキで言ったら根太、ここでは梁と呼びましょう。 その梁側からビスをうち、ビスの先端が天板の途中で止まるようにするには、天板はそこそこの厚みが必要になります。 ということで天板の厚みは2×4のいわゆる2である、38ミリでいくことにしましょう。

次に梁とテーブルの脚の接続方法を考えなければなりません。 この脚は大切な条件があります。 それはテーブルの四隅には取りつけたくないということです。 四隅に脚があると、テーブルから、すっと席を立てませんし、なにより窮屈な感じがします。 ということから、脚は天板の短辺の中央に取りつけることにします。

とはいえ、中央に1本だと、梁との接続部の剛性の確保が難しくなります。 いろいろ方法もあろうかと思いますが、片側の脚を2本にして剛性を確保することにしました。

梁と脚との接続において簡単なのは、重ねてボルトでぬい合わせるやり方でしょう。 ただ、重ね合わさる面積は大したものではありません。 脚1本にボルト1本では、いまいち心もたないところです。

ということで、梁にほぞ穴をあけて、そこに脚を差し込むことにしました。 梁は2×4でいくつもりでしたが、それだけの厚みに差し込んでも、たぶんグラグラすると思います。 梁は2枚重ねとしましょう。

脚が床に接地する部分は、梁と同様に2枚重ねの2×4に脚を差込み、テーブルの安定を図ります。 ただ2枚重ねる下の方は、2×6にして、見た目も良くしてみます。

さらに左右の脚をつなぎ、テーブルの長手方向の剛性を高めます。 つなぐ材料は2×6を立てて使い剛性を上げ、脚との接続は飾りビスとしました。 テーブルを分解する時は、このビスを緩めて左右の脚の連結材を外し、脚を留めているビスを外せば脚が抜けるという構造です。

さあ、今までの説明でどんなテーブルができるか伝わったでしょうか?
 ざっくり、構造は我が家にあるニトリのダイニングテーブルのオマージュです(笑)

ニトリのダイニングテーブルです

46サーフ ___神奈川県藤沢市に在住の電気工事会社勤務。  子供のころから、身の回りの物を分解して掃除するのを好む。 「人が組み立てたものは必ずばらせる」が信条だが、接着剤を使われていたらお手上げだと言う。 ご連絡はお問い合わせのページから

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