チェストと棚が完成して、ずいぶん部屋が片付いてきたのですが、サーフボードを立てかけておく場所が足りなくなってきました。そこで、壁付けのサーフボードラックを作ることにしました。
今回作るサーフボードラックは次のようにします。
- 腕が斜め下に伸びていて、サーフボードのデッキが見える
- 2 枚のサーフボードを乗せられる
- テイストをチェストと同様なものとする
まず検討すべきなのは、サーフボードをのせる腕の太さです。安心してのせられた上で、無駄に太くないものということで、断面が30ミリ×40ミリのものに決定です。SPF材で作るので、近いサイズは28×38ミリとなります。
この腕を壁から生やすにはどうすればよいか? 簡単なのは、腕を斜めにカットしてベースとなるものにビスでとめる方法です。これはかなり強度的に不安ですので、鉄のフラットバーで補強することにしましょう。
これでサーフボードの重量は支えられるようになりましたが、横からの加重には弱そうです。基本的にはそんな力は加わりませんが、念には念を入れて、ベースに穴を彫って、腕を差し込むことにしましょう。よってベースは腕より幅がある必要から、2×4で決定です。
ベースと腕の構造が決まりました。続いて腕の先端を考えましょう。木で作ることも考えましたが、すっきりさせるために鉄のフラットバーを曲げることとしました。サーフボードが当たる部分に、クッションとなる木をつければよいでしょう。
製作はまず鉄のフラットバーの加工です。単管パイプで作った棚を利用して、力技で曲げ所定の長さでカットしていきます。フラットバーは腕の材料の幅に合わせて30ミリで、厚みは5ミリです。 続いてベースと腕の製作です。根元用に曲げたフラットバーと腕に使う材料を合わせて、2つの腕の間隔や位置を検討します。
ベースに腕を差し込む穴を掘りこみました。 フラットバーはそのまま付けると出っ張ってしまいボードを傷つけてしまうので、腕やベースに埋め込んでフラットにしています。ですが、フラットバーの方が2ミリ幅が広いので、フラットバーもかなり面取りしました。
ベースと腕の加工が終わりました。塗装は定番となったウォールナットです。木目がしっかり出て、いい雰囲気です。
腕の先端に取り付けるフックにボードが傷つかないように、木のパッドをビスでは割れそうなので接着剤でつけています。
下地チェッカーで壁の中の間柱を探して、ラックを取り付ける位置を決めました。
完成です。思いのほかの存在感に圧迫されそうです。
高い位置にものがあると狭く感じますからね。出来上がったのに素直に喜べない不思議な感覚です。正直作ったことを後悔しています(笑)
後日談 存在感は数日で慣れ、使い勝手もよく、作ってよかったと思っています。