フロアタイルをリビングに張り始めた話の続きです。
接着剤がはみ出て困った以上の問題とは、田の字状に4分の1で区切ったために、長手方向の境目が段々になってしまったのです。 そんなことは始める前からわかるといえばわかるのですが、それほど気にも留めていなかったのです。 でもこの状態は凄まじく接着剤を塗りづらい!
失敗です。 そもそもこれだけ広い面積を、初めてやるのに4分の1が間違いです。 さらに区切る方法は、境界が直線になるようにです。 反省。 でもすでに時は遅し。 なんとかこのまま作業を続けるしかありません。
ようやく床の半分を張り終えてからは、2列ごとに張っていくことにしました。 接着剤を塗る量もなんとか適正量になってきたのか、はみ出ることもなくなってきました。
そして面倒くさい額縁周りの処理。 今回やった額縁のけがき方を説明します。
フロアタイルの複雑な形の墨の出し方
額縁まで、あと2枚というところまでフロアタイルを張りました。
フロアタイルを仮置きします。 この仮置きしたものが額縁に接するものになります。
墨出し用タイルを壁にあてて、その角の部分を仮置きタイルにポイントを打っていきます。
次は入角(いりずみ)をポイント。
今度は出角(でずみ)をポイント。
同じく出角をポイント。
タイルをひっくり返して、ななめにあがった出角をポイント。
入角をポイント。
最後にタイルのはじをポイント。
すべてのポイントを線で結びます。
その線でフロアタイルをカットします。
ほーら 額縁にぴったりんこ。
仮置きしていた列に真物を張ればこの通り。
実際の作業ではこんな感じです。
ここまで切り間違いも2枚ほどで、リビング部分は張り終えました。 残りは3畳ほどのキッチンを残すのみです。 しかし、なんとなく材料が心配です。 一気に書いているので一日でここまで来たみたいですが、実際は数日かかっています。
材料の心配には目をつぶってキッチンに取りかかります。 キッチンには床下収納のハッチがあります。 そのハッチの目前まで、フロアタイルを張ってきました。 ハッチの枠を一度ばらそうとして、またまた問題点に気づきました。
ハッチの枠をばらしてフロアタイルを張り、また枠を取りつければいいと考えていたのですが、ハッチ部分の枠は床材をコの字断面の枠ではさんでいたのです。 つまり2.5ミリのフロアタイルを張るなら、ハッチ部分の床材を2.5ミリ削らなければならないのです。
12ミリの床材を2.5ミリ削ったら、残りは1センチもありません。 ただでさえ1枚板だけでがんばっているのに、その薄肉化はきびしいところです。
かなり悩んだ結果、枠はとらずにそのまま張ることにしました。 強度が落ちることはありませんし、枠の厚みをフロアタイルで消すので、足触はむしろ良くなります。
とりあえず、加工がめんどくさいハッチの蓋部分は後回しにして、キッチンを最後まで張り進めます。 冷蔵庫をどけて、サイドボードを戻して。 キッチンは狭い上に重量物があるのでたいへんです。
後日、パズルのようなハッチ部分を張って、フロアタイルの作業が完了しました。 見違えるようになったわがやのリビングです。
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