本物のフローリングとそん色ない―フロアタイルを張る― 

電動サンダーでのやすりがけ

引っ越しも完了して、これからはここで暮らしながらのリフォーム作業となります。 日々の暮らしの中で、いちばん長い時間を過ごす(寝室は除く)であろう、リビングの床のリフォームを始めましょう。 施工前の写真はこちら。 ところどころはげています。

フロア施工前

選んだ材料はサンゲツのフロアタイルです。 大きさは152.4mm×914.4mm、厚みは2.5mmとなっております。 濃いウォールナット柄です。 8種類の木目柄で、同じ柄でも微妙なずれをつくっています。 見た目は本物のフローリングと遜色ありません。

床への張りつけには接着剤を使用します。 使う接着剤はトーヨーポリマーのルビロン エコパワーを選びました。 

フロアタイルを張る作業をネットで検索しました。 床を田の字に四分割して行うとあります。 なるほど。 ということで床の縦横の中心線を引きました。 この中心線にフロアタイルの端を合わせて張り出す方法と、この中心線にフロアタイルの中心を合わせて張り出す方法とがあります。

フロアの張り出し線

どちらを選択するかは、壁際のタイルの幅がどれぐらいになるかで決まってきます。 中心に端を合わせて張り出して、壁際のタイルが例えば2センチしかなかったら、きっとかっこ悪いでしょう。 そんな時は床の中心とフロアタイルの中心を合わせて張ります。

実際並べてみるもよし。 長さを計って電卓で計算するもよしです。 ぼくはJWCADという、コンピューターで図面を描くソフトを使用しました。 このソフトはフリーソフトで、日本の建築工事業界で広く使われています。 使いこなすのには慣れが必要なソフトですが、めんどうくさい計算をしなくていいことや、家具などの配置を考えるのにも重宝します。

下地処理と接着剤塗布

フロアタイルの食いつきを良くするために、ヤスリがけします。 手でゴシゴシやると大変ですが、電動サンダーがあるので簡単です。 これはサーフボードを直すのに買ったやつです。 電動を一度使うと、手動には戻れません。

電動サンダーでのやすりがけ

とりあえず床の4分の1をヤスリがけしました。 続いて接着剤を塗布していきます。 接着剤をヘラでとって床に置き、それをくしベラというヘラでしごくと、適量の接着剤が床に残るという代物です。

4分の1をやすりがけ

ところがこの作業が結構大変で、なかなか塗り進められません。 接着剤にもオープンタイム(接着効果が発揮できるように、塗布してからタイルを張りつけるまでの待機時間)があって、5分から10分となっています。 すでに塗り始めてから10分以上経過していますが、まだ道半ばです。

壁際は加工があるので1枚分は接着剤を塗るのをやめて、中央に戻ってフロアタイルを張り始めます。 1列目は床の中心に引いた線に合わせてフロアタイルを置き、ローラーで圧着します。 いいねいいね♪

列の最後は長さを計り、フロアタイル切ります。 切り方は、フロアタイルにカッターで切れ目を入れて、パキッと折れば簡単に切ることができます。 

2列目は長手方向に半分ずらしで張ることにしました。 このずらし量をランダムにやるのもありかと思いましたが、あまり自信がありませんでした。 さてこのあたりから問題が発生してきたのです。

ローラーで押さえつけると、目地から接着剤が出てくるのです。 オープンタイムは十分とっていますが、現実的に接着剤はまだ半がわきになっていなかったようです。 はみ出した接着剤は濡れウェスで拭き取るように接着剤の説明書に書いてあるのですが、その水分を吸ってさらに出てくるようにも見えます。

はみ出ていなかったと思った部分も、つぎつぎ張り進めるためにその部分を乗ることによって、接着剤がにじみ出てくるのです。 それを知らぬうちに踏んでしまうと、接着剤のベトベトがあたり1面に広がっていくのです。

オーマイガー!

結論

接着剤を厚く塗りすぎたようでした。 だからいつまでたっても乾かなかったのね

ところが問題はこれだけではなかったのです。

つづく

46サーフ ___神奈川県藤沢市に在住の電気工事会社勤務。  子供のころから、身の回りの物を分解して掃除するのを好む。 「人が組み立てたものは必ずばらせる」が信条だが、接着剤を使われていたらお手上げだと言う。 ご連絡はお問い合わせのページから

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