中古の家を買おうと思い数回の内見を重ねて、ようやく巡り会うことができた納得できる家は、ルーフバルコニーがある築13年の物件でした。 「13年でこんなに汚くなるもんなんだね」 築年数の浅さに反して、隠せない生活感に少々驚きを感じました。
嫁に新しいキッチンを使ってもらいたい。 どうせ住むならきれいな壁と床にしたい。 そんな思いから、リフォームの見積もりをしてもらったところ、その額は200万円でした。
その200万円を住宅ローンと合わせて借りることができると聞き、審査のお願いをしたところメガバンクではNO! それどころか、本体価格分も全額貸してくれません。 確かにすでに50歳。 自己資金0円で79歳まで住宅ローンを払い続けようとするものに、そうそう大金を貸してくれるはずもないでしょう。
「メガバンクが無理でも、信用金庫なんかだと貸してくれるから、なにも心配いりませんよ」
不動産屋さんはそう言いますが、定年後の再雇用はあるのか? 退職金はどれぐらいもらえるのか? など、あえて正視しないでいるようなデリケートなことをいろいろ訊いてきます。
老後の資金計画? 「賃貸に住んでたって同じぐらい払っていくんだから同じことでしょ」ぐらいにしか考えてないのは秘密です。
まあ、そうは言っても月々の支払額が多くなるのも心配は心配。 ローンの審査が通らないのはもっと心配。 でも家はきれいにしたい。 ということは答えはひとつ。
「自分でやろう」
ぼくは電気工事士なのでクロスを貼ったことはありませんが、自分であけたダメ穴をふさぐようなことはやれます。 自慢じゃないけど得意です。 システムキッチン? 大丈夫、取りつけてるのは何度も見てますから。
このブログは、ほぼド素人のぼくが、ライフワークにしようと心に決めたリフォームのお話です。