我が家の2階には庭側にベランダが、その反対側にはルーフバルコニーがあります。どちらも床部分の保護モルタルにヒビが入ってきています。今回はベランダの床の塗装をすることにしました。まずは現状の写真です。コケやらほこりやらでかなり汚いです。
使う材料は屋上の床を塗装した時と同じタケトップです。プライマーはその時の余ったものがあるのでそれが使えます。タケトップはベランダの面積に合わせて5kgのものを購入しました。
ここでタケトップのおすすめポイントを紹介しておきます。
タケトップは水性塗料である
水性のなにが良いかと言いますと、まず臭くありません。油性は溶剤の臭いを撒き散らすことがないので、隣近所を気にしなくて済むのです。また、希釈するのに水でいいという点も経済的です。ただし水性塗料は乾燥前に雨にあたるとダメになるので、天気が良い日を選ばなければなりません。
塗装の工程は下のようになります。
- 塗装部分の水洗い
- プライマー塗布
- ヒビの補強
- 下塗り
- 上塗り
天気が続く日を見計らって水洗いをしました。砂埃の固着したものをデッキブラシや歯ブラシで落としていったのですが、保護モルタルの表面は、セメント成分が削れ、骨材があらわになっていました。
大変だったのがヒビに塗られたコーキングでした。
以前住んでいた方がやったのでしょう。これがしっかり着いていてなかなか剥がれないのです。この作業がいちばん大変でした。
その後、乾燥のために1週間あけるようになっています。つまり最低でも1週間は雨の降らないような、雨の少ない時期に行うのも大事なポイントです。
プライマー塗布
プライマーとは密着剤です。塗料が剥がれないようにするために、必ず塗らなければいけません。チャラチャラの材料なので、簡単に塗ることができます。乾燥は1~2時間となっています。
ヒビ部分の補強
ヒビが深いので、タケトップを含浸したガラスクロスで補強します。まずはヒビにしっかりタケトップを塗りつけます。
その上にガラスクロスを置きます。
そいつをハケで叩くようにして、ガラスクロスにタケトップを染み込ませるのです。
下塗り
1回目の塗装です。塗るための道具は、屋上の時はローラーを使いましたが、今回はハケで行いました。塗る作業自体は簡単ですが、伸びのいい材料ではないので、「塗る」というより「つける」ぐらいの意識で良いと思います。
上塗り
下塗りが乾燥したら2回目の塗装をします。下塗りの時にできたピンホールの塗り残しを、ハケで叩くように潰していきましょう。
完成しました。これまでは保護モルタルの削れた粒が、雨が降ると跳ねて周りを汚していましたが、その心配も無くなりました。
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