キッチンパネルの張り付け

キッチンパネルを張り替えるのは、色のことだけではない大きな理由がありました。 むしろ色よりも重大な理由です。 以前のキッチンパネルのままだと、システムキッチンが入らなかったのです。

内見に来た時に、キッチンの寸法を測りました。 その寸法は2555mmでした。 ニトリのキッチンは2560mmとなっています。 当初は2560というのは呼び寸法かなにかで、実際は2555mmなんだろうと軽く考えていました。 しかしシステムキッチンを購入した際にもらった施工説明書を見ると、しっかり2560mmあります。 

どうしましょう?

色々考えた結果、キッチンパネルをはがしてスペースを作り出し、キッチンを据えつけてからキッチンパネルを張ることにしまし。 現状から言えば、キッチンパネルにくいこます感じです。

このキッチンパネルですが、材料の特性として硬く粘りが無いものです。 つまり加工しにくく割れやすいのです。 建築現場だと大工さんが「電気屋にはこれはあけられない」と言って穴をあけてくれたりもします。 真物(900×1800)は1人で持つのすら危ないものです。

心してホームセンターにくるとありました。 「運ぶ際はお気をつけください」と書いてあります( ̄▽ ̄;) どれにしようか選んでいると、なんと普通の半分のサイズ、900×900を発見しました。 キッチンの寸法メモを見て割付けを考えてみると、それほどおかしな継ぎ目はできません。 よしよしこれなら安心して持てるよ!

キッチンパネル 900×900

キッチンパネルを張りつけるにあたって、ほかに大切なものが3つあります。 

1.キッチンパネル用の接着剤
2.仮固定用の両面テープ
3.キッチンパネルを切る工具

キッチンパネルの張りつけなんて難しいことはなんにもないのですが、施工がうまくできていない事故でもあったのでしょうか、施工説明書が商品棚に用意されています。 大事なのは専用の材料を使って、指示されたとおりに施工しなさいということです。

キッチンパネル切断ですが、大工さんはチップソーで、キュイーンと切っていますが、粉が舞い散るし、そもそもそんなもの持っていません。 DIYレベルでは、専用のカッターでゴリゴリ切るのです。

そのカッターですが、なんと会社のセルフリフォーム部長のOくんから借りることができました。 切る時曲がりやすいから注意してくださいという、ありがたいアドバイス付きです。

すべての準備が整ったので作業開始です。 採寸したそのままの寸法で切ってはいけません。 キッチンパネルの全周に3mmのすきまをあけなければいけないそうです。 切断に使用する専用のカッターは、かぎ型の刃先で、細く削り取るように使います。 繰り返し削り取ることによって、溝の深さが厚みの半分ぐらいまでになったら、その溝を作業台の縁から少しだけだし、ぐいっと下に折り曲げるように力を加えれば、パキッと折れます。

その際、台の上に乗っている方のキッチンパネルの溝のきわに押さえの板などを置いておけば、彫った溝のところで割れないなどの失敗を回避できます。 それと躊躇しないで思いっきり折ることです。 じわっとやると溝にかかる力が分散します。

折った断面はギザギザしているのでヤスリをかけます。 キッチンパネルは言ってみればガラスみたいなものなので、やすった粉も折った時の細かい破片も、危ないので小まめに掃除しましょう。

キッチンパネルを壁に張りつける力は、短期的には両面テープ、長期的には接着剤が担当します。 決められたピッチで両面テープを貼り、決められた量の接着剤を使用するのが大切です。

キッチンパネル用両面テープ

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キッチンパネル用接着剤

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下の写真のように、パネルの裏に田の字の形に両面テープを貼って、間を接着剤でなみなみに塗るように説明がありました。

張りつける際に気をつけなければいけないのが、1度張ったら動かせないことです。 うわっ ちょっと右にずれた… 動きません。 まあいっか^^; 位置決めは慎重に。

特に難しい作業ではなく、張りつける場所の形に切り出すのが面倒な程度です。 すべてを張り終えたら、コーキングをして完成です。 コーキングはもちろん防カビですね。

46サーフ ___神奈川県藤沢市に在住の電気工事会社勤務。  子供のころから、身の回りの物を分解して掃除するのを好む。 「人が組み立てたものは必ずばらせる」が信条だが、接着剤を使われていたらお手上げだと言う。 ご連絡はお問い合わせのページから

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